アレルギー症状はタンパク質に対し起こるものなので、金属が直接にアレルギーを起こすわけではありません。金属はアレルゲンではないので、繰り返し同じ金属を使用しているうちにイオン化した金属が、人体が本来持つタンパク質と結合し、アレルゲンとなるタンパク質に変質させることによっておこります。
とくにトラブルが多いアクセサリーはピアスです。ピアスは皮膚に直接穴をあけるため、イオン化した金属が体内に入りやすく、拒絶反応を起こしやすくなります。ネックレスも汗のかきやすい所に着ける為に拒絶反応を起こしやすく、指輪は表皮の厚い皮にしますし、接触する面積も小さいので比較的拒絶反応は起こしにくいと言えます。
一方で金、銀、白金はアレルギーをほとんど起こしません。またインプラントで多用されるチタンや宝飾品に用いられるタンタルやジルコニウムもアレルギーを起こしません。 |
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